ボンジョルノ。
2月5日はイタリアの食品ロス削減デーでした。
ちょうど、日本の節分の恵方巻で食品ロスが問題になるのと同じタイミング!
というわけで食品ロスを防ぐため、イタリアならではの残ったパスタの再利用レシピをご紹介します。
残ったパスタどうしてる?
パスタが残ってしまった時、どうしてますか?
イタリア人は、ほぼ毎日パスタを食べるので、当然、残ることがあります。(といっても、我が家は育ち盛りの中高校生がいるので、今は残るどころか足りないくらいですが・・・)
特に、人を自宅に招待するとき、足りなくならないように、と思うと、ついつい余らせてしまうことが・・・
個人的には、残ったパスタには冷めたパスタなりの美味しさがあるんです。主婦あるあるで、残ったパスタをしょうがないな、って思いつつ、冷たいままそのまま食べたりして。
でも、イタリア人の夫に言わせると、冷めたパスタをそのまま食べるなんて・・・とびっくりされちゃいました。
日本人が冷ご飯をそのまま食べずに、お茶漬けにしたり焼きおにぎりにしたり、チャーハンにするように、イタリア人にはイタリア人の生活の知恵があるんです。
残ったパスタを温めて食べる時の一工夫
残ったパスタを温める時、今はみなさん、電子レンジでチーンとするのでしょうか?
イタリアではまだまだ電子レンジはそこまで普及してなくて、実は我が家も電子レンジのない生活なので、フライパンで温めます。
ただ、そのままだとフライパンに引っ付いちゃいますね。
なので、少し牛乳を加えて温めるんです。
例えばミートソースに牛乳?って少し気持ち悪いような気がしたのですが、それが、美味しくなるんです。
考えたら、チーズだってバターだって、もとは牛乳。ちょうどよい具合にクリーミーになります。
トマトソースのパスタでも、牛乳を加えて温めてみてください。残りものとは思えない美味しさです。
残ったパスタのオムレツ!ナポリのストリートフード
ある程度残ったパスタの再利用法で一番お勧めしたいのが、パスタオムレツ。イタリア語では、フリッタータ・ディ・パスタ(frittata di pasta)
ナポリではストリートフードとして、バールなどでも食べることができるほど一般的な食べ物。
【材料】
・残ったパスタなんでも
・卵
・パルミジャーノチーズ
・塩、こしょう
【作り方】
1.ボウルに卵を割り入れ、かき混ぜます。
2.おろしたパルミジャーノチーズに塩、コショウを少々加え、その中に残ったパスタを加えます。
3.フライパンに、エキストラヴァージンオリーブオイルかバターを溶かして、その中にパスタ入り卵液を入れて焼きます。
※弱火で蓋をして、じっくり中まで火を通すのがポイントです。
4.表面が固まってきたら、ふたを使って裏返します。
5.裏側も10~15分、じっくり弱火で焼いたら、できあがり。
※ケーキの時のように、つまようじで中に差してみて、卵液がついてこなければOKです。
分量はすべて適量で、という、いかにもイタリア風のレシピです。
もし、あればモッツァレッラチーズを加えると、残りものとは思えないような美味しパスタになります。
残ったパスタの再利用法のまとめ
食品ロス削減デーにちなんで、残ったパスタの再利用法をご紹介しました。
もし、温めて食べるなら、少しの牛乳と一緒に火にかけると、よりクリーミーになって美味しくなります。
また、ある程度の量が残った場合は、卵と一緒にオムレツに。キノコのパスタ、トマトソース、カルボナーラなど、なんでも美味しくなりますよ。
日本もイタリアもラッキーなことに食べるものには困らないので忘れがちですが、地球上には食べ物がなくて困っている人もたくさんいます。
ちょっとした工夫で、残りものもおいしくたべることができるので、毎日、いろいろアレンジしてみましょう。
パスタが残った時は、絶対に捨てないで、パスタオムレツ、試してみて下さい。
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