ボンジョルノ。
イタリアの家庭料理には、美味しくって簡単なうえに添加物フリーのヘルシーメニューがたくさんあります。
毎日、何を作ったらいいかわからない、という方に、イタリアの家庭料理はぜひ、おすすめです。
日本の台所にあるもので、いろいろ作れますが、これがあると、グンと本格的になるのが、アンチョビです。イタリア語ではアチューゲ(ACCIUGHE)といいます。
アンチョビがあれば本場イタリアの味になる
イタリア料理、というと特別な感じがするかもしれませんが(もしかしたら、今の人はしないかも?)、日本の普通の家庭にある材料で十分。
基本的には、イタリアの料理は塩とエキストラヴァージンオリーブオイルがベースの味付けです。和食でいうところのお砂糖と醤油でしょうか?
加えて、にんにく、玉ねぎ、唐辛子にトマトがあれば、いろんな料理が作れます。ありますよね、あなたのおうちにも。
もし、あとあればいいな、というのが、アンチョビ。
アンチョビって、ご存知ですか?
アンチョビはイワシの一種で、ヨーロッパイワシ(Engraulis encrasicolus)という品種です。ヨーロッパ片口イワシといったところでしょうか?
地中海に生息している魚なので、海に囲まれた半島のイタリアでは、昔からなじみの深い魚です。
アンチョビの作り方
では、イワシがどうやってアンチョビになるのか?
作り方はいたって簡単。
7月頃の大きな新鮮なイワシの頭と内臓を抜き取ります。そして、イワシの半分の量の塩で漬けこみます。
添加物も一切なし。
塩だけで2か月間熟成させるんです!発酵ですよね。
冷蔵庫がない時代でも、こうやって作っていたんです。ちょっと、怖いようなきがしませんか?塩の保存力ってすごいですよね。
こうして塩漬けしたイワシを、熱湯で洗って塩分をぬいて、身を開いて油に着けたらできあがり。
アンチョビのオイル漬けは、油の種類も確認
この時の油は、ひまわり油が多いです。イタリアは「ひまわり」という映画があったように(古すぎです!)、ひまわりがたくさん栽培されていて、昔から油に使われていました。
最近では、オリーブオイル漬けの高級なアンチョビもよく見かけます。
でも、これには注意!オリーブオイルって、エキストラヴァージンオリーブオイルではないんです。ということは、いわゆる精製したピュアオイル・・・
精製したピュアオイルであれば、安価なひまわりオイルとなんらかわりません。
アンチョビのソースは?
アンチョビソースは絶対にやめましょう。せっかくアンチョビ自体が天然の出汁なのに、添加物がたっぷりです。それなら、使わないほうがいいくらいです。
それなら、添加物の入っていない単なるペーストを。
一番いいのは、塩漬けを買ってきて、自分で良質のエキストラヴァージンオリーブオイルをかけて食べる!
イタリアでは、食料品店で、塩漬けイワシを100gとか好きな量だけ買うことができます。この方が一番お得です!
アンチョビはそのままで前菜に、パスタの具に!万能な食材
アンチョビの一番美味しい食べ方は、実はそのまま食べること。なんといってもイワシですから、健康にいい青魚ですよ。
塩味が強いのが玉にキズですが、アンチョビを加えることで、グンと栄養価も上がります。
美味しいアンチョビは独特のうま味がたっぷり。クラッカーとかのうえに、バターとアンチョビ、それだけで、美味しい!
ブッラータとも好相性だし、モッツァレッラとも、味のコントラストが美味しいですよ。
アンチョビはイワシですから、出汁のような役目もします。
そのため、私の義母はトマトソースにも隠し味で入れてました。グンとコクがでるんです。
にんにくと唐辛子のペペロンチーノに加えても、ずっと濃厚なパスタができあがり!
これに、季節の野菜を加えただけで、レストランのような本格的なパスタになります。
これからも、このブログでアンチョビを使ったお料理をご紹介します。ぜひ、台所に用意しておいてくださいね。
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