ボンジョルノ。
今日は私の使っているエキストラヴァージンオリーブオイルのおすすめ口コミ情報第3弾です。
偶然、素敵なご縁で公式サポーターとして、ホームページに使い方を書かせていただけることになったオーガニック栽培の「オリオ・ディ・フローラ（花のオイル）」をご紹介します。
ローマから近いのに、豊かな自然に囲まれたモリーゼ州でオーガニック栽培されたオリーブオイルだけあって、その名のとおりフローラルな香りとデリケートな味わいが魅力的です。
オリーブオイルって種類が多すぎて、どれを買ったらよいかわからない、という方の参考になれば幸いです。
おすすめ！自然豊かなモリーゼ州のオリーブオイル
シチリアのクトレア社、ラツィオ州のイアノッタ社に続いて、今度は私の住むローマの隣、モリーゼ州のラ・カーザ・デル・ベント（風の家）社のエキストラバージンオリーブオイル、「オリオ・ディ・フローラ」。ジェンティーレ・ディ・ラリーノ種100％です。
モリーゼ州ってどこ？ってイタリア人でも思うくらいマイナーな州のモリーゼ。ローマから車で2時間くらいのところにある隣の州なのですが、知名度はかなり低いんです。でも、それだけに豊かな自然に育まれた美しい地方です。
しかも、ローマに近いだけあって、古代ローマ時代から皇帝のために、ローマ法王、教会のために上質なオリーブオイルを作ってきた長い歴史のある地です。現在でも、昔ながらのオリーブオイルの畑が一面に広がっています。
「花のオイル」に使われているジェンティーレ・ディ・ラリーノ種はモリーゼ州の土着品種で、モリーゼ州の三分の一を占める代表的な品種です。
おすすめ有機栽培エキストラヴァージンオリーブオイル「オリオ・ディ・フローラ」
風の吹き抜ける丘の上で有機栽培
ラ・カーザ・デル・ヴェント社はオリーブオイルの長い歴史のある町、ラリーノ市の一番標高が高い504mの丘の上にあります。アドリア海からの爽やかな風が吹き抜けるオリーブ畑からは、背後のアブルッツォ州のグランサッソなどの山並み、海や湖と360度の美しい自然のパノラマが開けています。
そんな最高の環境で、オーガニック栽培で作られるオリーブの実。EUのオーガニック栽培認証を取得しています。
手摘み収穫、コールドプレス製法で高品質
気候に恵まれたモリーゼ州では、イタリアの他の地方より約2週間から3週間も早い9月の下旬から収穫が始まります。
有機栽培で作られたオリーブの実が、最もいい状態を保てるように丁寧に手摘みで収穫します。
収穫してすぐに採油所に運ばれるオリーブの実は、27度以下のコールドプレスで採油され、最良の状態で保存できるように、きちんとフィルターをかけて不純物をすべて取り除きます。
花の香りのデリケートなオイルは和食ともぴったり
ここで作られる地元の有名な品種ジェンティーレ・ディ・ラリーノ種100％の「エキストラヴァージンオリーブオイル」。
「オリオ・ディ・フローラ（L’OLIO DI FLORA)」とは、イタリア語で「花のオリーブオイル」を意味します。その名前のとおり、花のような繊細な香りです。口に含むと苦みと辛味はそれほど強くなく、優しいデリケートな味わいです。あまり強い味わいが苦手、という方にぴったりです。
海と山、自然に囲まれたモリーゼ州のジェンティーレ・ディ・ラリーノ種は、魚介類はもちろんのこと、お豆の料理や野菜料理、トマトのスパゲッティにもぴったりです。個性が強すぎないので、フレッシュなチーズをしっかりと引き立てます。
個人的には、和食の味わいとよく合うと思います。
オリーオ・ディ・フローラ製品情報
- 製品名：オリーオ・ディ・フローラ
- 生産地：モリーゼ州ラリーノ
- 標高：504m
- 品種：ジェンティーレ・ディ・ラリーノ100％
- 栽培方法：オーガニック
- 収穫方法：手摘み
- 収穫時期：9月～10月
- 製造方法：継続した2段階製法、コールドプレス
オーリオ・ディ・フローラの特徴は、オリーブオイルの劣化度を表す酸度がわずか0.18％。酸度が8％以下というのがエキストラヴァージンオリーブオイルの条件なのですから、かなりの高品質です。
オーナーのパスクアーレ氏のオリーブオイルに対する情熱のたまものです。実は、パスクアーレ氏はイタリアのオリーブオイル界ではかなりの有名人。
それというのも、イタリアのオリーブオイル業界の振興のために作られたチッタ・デル・オーリオ（オリーブオイルの街）協会の発起人なのです。
ラリーノ市で生まれたチッタ・デル・オリーオ（オリーブオイルの街）協会
イタリアにはオリーブオイル関係者の活動を支える「チッタ・デル・オリオ協会（ASSOZIAZIONE NAZIONALE CITTA DEL OLIO）という公式の団体があります。
1994年に創設、今年で25年を迎えるチッタ・デル・オリオ協会は、イタリア全土で350以上もの街が加盟している大きなオリーブオイルの団体に成長しています。中には街単位ではなく、県全体で加盟しているところもあるので、正確にはもっと多くの街が加盟しています。
このチッタ・デル・オリオ協会の発起人が、ラリーノ市の「ラ・カーザ・デル・ベント」社の社長、パスクアーレ・ディ・レーナ氏。
チッタ・デル・オリオ協会では、フラントイオの見学やオリーブ畑見学など、観光と合わせてオリーブオイルをもっと多くの人に知ってもらうための取り組みや、生産者たちのサポート、各市町村との連携など、様々な形でオリーブオイル産業の発展に貢献しています。
まとめ
今回、ご紹介したラ・カーザ・デル・ヴェント社のエキストラヴァージンオリーブオイルは、酸度がわずか0.18％でオーガニック栽培という上質なものです。
チッタ・デル・オリオ協会を設立したパスクワーレ氏のオリーブオイルにかける情熱が伝わってくるような美味しい本物のオリーブオイル。
香りは花のようなデリケートな繊細で優しい味わいは、和食にもぴったり。
海のものにも、山のものにもぴったりな使いやすいオイルです。
そして何より、マイナーなモリーセ州のエキストラヴァージンオリーブオイルだからか、コストパフォーマンスが抜群です。大きな缶入りだと、お得感がさらに倍増です。
日本でもネット通販で手に入るので、ぜひ試してみてください。
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