ボンジョルノ。
今日は、久しぶりに青空のローマです。なんとなく嬉しくなって、帰りに寄り道していたら、あっという間に食事の時間に。
我が家はいつもお腹をすかせた中高校生がいるので、帰ったとたんに食事の支度です。
今日は、こういう急いで何か作らなくっちゃ、という時に、とっても便利な簡単レシピ、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノをご紹介します
こういう簡単でヘルシーな美味しいイタリア本場の家庭のレシピがあれば、市販のものや出来合いのものを買う必要がないので便利です。
台所にあるものだけで作れるアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
先日、レストランの同行サービスをさせていただいたお客様に、「本場のペペロンチーノ」を食べたいんですが・・・と言われて一瞬？
イタリア語ではペペロンチーノは唐辛子を表す言葉。
日本では、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのことを略してペペロンチーノっていうんですね。我が家では90年代、ニンニクパスタと呼んでましたっけ。
ペペロンチーノこと、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは、台所にあるものだけでできる超簡単なパスタ料理なので、イタリアでは代表的な家庭料理です。
日本ではレストランの人気メニューだそうですが、イタリアではレストランではなくて、家庭で食べるもの。
だって、材料はどこの家庭の台所にも絶対にあるものばかり。
にんにく（aglio)、オリーブオイル(olio)、唐辛子(peperoncino)、パスタ、塩。
絶対ありますよね、この保存食。
ないなら、絶対に家庭に常備すると便利ですよ。
しかも4人分作っても、イタリアでは材料費が200円もしないくらいです。
外で食べるのがもったいない！とわたしなんて思ってしまいます。
そうはいっても、こういうシンプルな料理は、素材の品質で料理の味が変わってくるので、美味しく作るコツは上質な材料を使うこと！
特に、いいエキストラヴァージンオリーブオイルを使うと、それだけで料理がぐんと美味しくなります！
子供でも作れる？簡単なアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのレシピ。
材料（4人分）
- パスタ 320g
- にんにく 2かけ
- 唐辛子 1／2～1本
- エキストラヴァージンオリーブオイル 大さじ4
- 塩 適量
作り方
１．鍋にたっぷりのお湯に塩を入れてパスタを袋の指示通りの時間、アルデンテにゆでる。
２．フライパンにニンニクと唐辛子、エキストラヴァージンオリーブオイルを入れて、弱火にかける。
※ニンニクや唐辛子はお好みでみじん切りにしてもＯＫ。ただ、焦げやすいので気をつけて！
３．オリーブオイルからニンニクのよい香りがしてきたら、焦げないうちに火を止める。ニンニクと唐辛子は取り除く。
４．パスタが茹で上がったら、まずゆで汁をお玉一杯くらいニンニクのフライパンに入れ、乳化するようにフォークで混ぜる。
５．パスタを入れて、よく混ぜ合わせて出来上がり。
所要時間、約10分。
本当にあっという間にできる時短料理です。
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簡単パスタ「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」は男の料理
比較的マイルドな味わい
私も急いでいるときには重宝するアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノですが、我が家では、夫の得意料理です。
私が仕事などで夕食を作れないときに、よく子供たちに作っているそうです。
そして、どういうわけか私が作るより味が濃厚で、下の男の子は夫のもののほうが美味しいというんです。
そういえば、この料理って男の人の得意料理のような気がします。
なんといっても簡単ですからね（笑）
私が作る時は、ニンニクをみじん切りにするのですが、丸ごとなら、切る手間もないですからね。
少しぐらい焦げても、そこはご愛敬で。
それよりも、こういうシンプルなパスタは、エキストラヴァージンオリーブオイルの味がすごく左右します。
にんにくや唐辛子と言った強い味に合わせて、南のプーリア州のコラティーナ種のエキストラヴァージンオリーブオイルがぴったり。
もし、強すぎる味が苦手なら、トスカーナ州の緑を感じるマイルドなエキストラヴァージンオリーブオイルも意外と合います。
こういうシンプルなパスタの時は、作り方うんぬんよりも、どういうエキストラヴァージンオリーブオイルを合わせるかで味が変わってくるので、また楽しいですよ。
まとめ
誰でも10分あれば作れる簡単なパスタ、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。
こまった時はこの料理、と覚えておけば、どんなに急いでいても冷凍食品をチンするよりも、ずっと早く簡単にできると思います。
イタリアの家庭料理のいいところは、簡単で美味しいうえに、化学調味料を一切使わずにできるところ。
しかもニンニクや唐辛子というすごい効用のある食材ですから、とてもヘルシーです。
お役に立てれば幸いです。
どうぞよい一日を！
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