ボンジョルノ。イタリアの公立学校は今日で最終日。これから1月7日までクリスマス休暇、またバカンスです。
最終日だから、授業をせずにトンボラというゲームをしたりして遊ぶという長女が学校へ持っていくというので、久しぶりにブラウニーを作りました。
恐ろしくカロリーが高いので、普段は作りたくないケーキですが、クリスマスシーズンのこの時期だから、と、毎年子供たちが友達にプレゼントする定番レシピ。
美味しい材料を混ぜていくだけだから、絶対に失敗なし。覚えておくと便利です。
ブラウニーって何?チョコレートケーキとの違いは?
そもそもブラウニーとチョコレートケーキの違いって、わかりつらいかもしれませんね。
私の個人的な感覚でいうと、ブラウニーはケーキという分類ではなくて。どっちかというと柔らかいボリュームたっぷりクッキーみたいな感じです。
ただ単に材料を混ぜていくだけで特別な型もいらないし、食べやすい大きさに切り分けるだけだから、クッキーよりも簡単ですね。
個人的にはガトーショコラが好きなのですが、フランスのお菓子だけあって、きちんと卵白を泡立たりという工程がありますが、ブラウニーは混ぜるだけ!
ブラウニーは「大草原の小さな家」のローラのお母さんとかが作っていたイメージ。特別な器具がなくても簡単に作れるので、初心者にピッタリです。
簡単ブラウニーの作り方
【材料】17cm×23cm
・チョコレート 200g
・バター 200g
・砂糖 200g
・卵 4個
・小麦粉 150g
・カカオ 30g
・塩 少々
私の分量が多すぎる場合は、単純に半分にして作ってみてください。型の大きさは大体の目安で。もし、大きければ高さが低く、小さければ高いケーキができるだけです。作りすぎた場合は、冷凍できるので大丈夫です。
【作り方】
※オーブンを170度に温めはじめる。
1.チョコレートとバターを2cm角くらいに切る。
2.ボウルにチョコレートを入れて、湯せんにかける。
※「湯せん」とは、お鍋に少しお湯をわかして、そのお鍋の上にボウルを乗せることです。直接火にかけると強すぎるので、お湯の蒸気を当てて、ゆっくりボウルの中のものを溶かすんです。
3.チョコレートがだいぶ溶けたら、バターも加えて溶かす。
※バターのほうが溶けやすいから、少し時間差で。
4.別のボウルに卵と砂糖を入れて白っぽくなるまでよく混ぜる。チョコレートバターも加え、よく混ぜ合わせる。
5.小麦粉とカカオを混ぜて、3回くらいに分けて少しづつ加える。こねないように、サクサクと切るように混ぜる。
6.型に流し入れ、表面を平らにならし、オーブンへ。約25分くらい焼く。つまようじを指してみて、何もついてこなければOK。
7.粗熱が取れたら型から外し、完全に冷めたら食べやすい大きさに切っていただきます!
簡単な作り方のポイント
とりあえず混ぜていくだけなので、とても簡単なブラウニー。でも、お菓子作りをしたことがない方のために、少しポイントをお教えします。
1.オーブンは必ず作業を始める時に、加熱を始めましょう。焼き菓子は、上手に焼くためには、温かいオーブンに入れなければいけません!
2.チョコレートとバターは、熱で香りが消えてしまうので、加熱しすぎないようにしましょう。
そのために、湯せんにかけるんです。ちなみにイタリア語で湯せんのことをバーニョ・マリア(bagno Maria)と言います。意味はマリア様のお風呂。イタリア語の料理本を読み始めたころは、いったいどういう意味かすごく不思議だった言葉です。
チョコレートは切りにくいけど、最初にがんばって小さく切ると溶けやすくなります。チョコレートのほうがバターより溶かすのに時間がかかるので、別々にしていますが、チョコレートを小さく切るのなら、一緒に火にかけても大丈夫です。
3.小麦粉を混ぜるときに、こねすぎるとグルテンがでてきます。さっくりした口当たりが欲しいので、切るようにサクサク混ぜましょう。
4.オーブンは機械によって、焼き加減が違います。今回25分くらいが目安なのですが、一番いいのは自分の鼻。いい匂いがしてきたら、一度オーブンを開けてつまようじを刺してみてください。
あまり焼きすぎるとパサパサになるので、少しつまようじに生地がついてくるくらいなら、火を止めても大丈夫です。
ブラウニーはもともと19世紀の後半に発明されたケーキ。当時は、今のような火力が安定した電気オーブンじゃなかった時代です。だから、とりあえず混ぜていけばできる簡単ケーキ。あまり気にせずに作ってみてください。
手作りブラウニーは簡単だし安全なお菓子だから何度も作ってみて!
お料理もそうだけど、お菓子も同じものを何回か繰り返して作るとコツがつかめてきます。まずは、週に一回くらい作るようにすると一番上手になりますよ。
知り合いのおばあさんは、毎週金曜日の夜はケーキを焼く人決めていて、週末に手作りケーキを欠かさないようにしていました。
金曜日の夜が忙しければ、土曜日の午前中、とかでもいいですね。毎週末、一回づつ作れば、一か月で4回作ることになるので、ちゃんとコツがつかめますよ。
私もケーキを焼くのは大好きなのですが、私を含め家族全員太ったので、もう一年くらい自粛しています。
ケーキを焼いていいのは、週末1回だけ。それから誕生日とかクリスマスとかの時だけ、と決めています。これが功を奏したのか、やっと家族みんな体重が戻ってきました!何でもルールを決めるのは大切ですね。
しかも、あまり食べないほうがいいケーキですが、たまには食べたくなるもの。
なら、市販のものより、自分で作るほうが材料がわかって安心です。しかも、夫がベーキングパウダーの味が嫌いというので、私はあまり膨らませる必要のないブラウニーにはベーキングパウダーも入れません。
ベーキングパウダーがなくても、このくらいちゃんと膨らみますよ。
まとめ
とっても簡単なチョコレートケーキ、ブラウニー。作り方は、ただ順番に混ぜていくだけです。
簡単だけどカロリーが高いケーキなので、クリスマスやお正月のこの時期を口実にしっかり練習してみてください。
そうすれば、バレンタインにもプレゼントができるくらいの得意ケーキになるはずです。
ぜひ、お試しください。
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