今回はイタリアと日本の時差についての話題です。通常は8時間ですが、ヨーロッパはサマータイムを導入しているので、夏の間は1時間少なく7時間。意外とややこしいのです。
2019年は10月27日で終わるサマータイムについて、ご説明します。
時差って?イタリアと日本は8時間
アリタリア空港で成田からミラノへ行くと、お昼の1時頃乗ったのに、到着は5時間後の午後6時頃。13時間乗るのに、変な感じですよね。
それは、イタリアと日本で時差が8時間あるからです。
太陽は先に日本へ上るので、日本はヨーロッパより8時間先に進んでいるんです。
イタリアだけではなく、イギリスとポルトガルをのぞく、ほぼヨーロッパ全域で同じヨーロッパ中央時間を採用しているので、日本はいつでも8時間早いのです。
日本の朝8時に、ヨーロッパは真夜中の0時です。
サマータイムって
ヨーロッパでは、ロシア、ベラルーシ、アイスランドをのぞく国で導入されています。
これは、夏の間、時計の針を1時間すすめて、太陽の光をもっと活用しようというものです。
サマータイムのメリットは?
たとえば、朝の8時はもう暑いけれど、サマータイムを導入すると実際は朝7時。通勤や通学が快適ですね。
また仕事が17時に終わる場合、実際は16時。夏の間、ヨーロッパは日が暮れるのが夜の8~9時頃だから、それまで、ゆっくり夏の夕方を楽しめます。
また、夜、家で電気をつける時間が短くて済むので、電気代も節約になる!というのがメリットです。
サマータイムのデメリットは?
デメリットは、1時間、時間を変えることによって、一種の時差ボケのような感覚になることです。
特に秋は1時間遅くするので、お昼ご飯やお夕飯が遅く感じられて辛いです。私だけかもしれませんが・・・
毎年、サマータイムのデメリットについて、いろいろ言われますが、私個人の感覚では、そこまで重大な障害のある人は少ないかもしれません。
サマータイムはいつからいつまで?
サマータイムは、毎年、3月の最終日曜日から始まって、10月の最終日曜日で終わります。今年、2019年は10月27日に通常の時間に戻ります。
そして、2020年の3月31日になると、またサマータイムで7時間の時差になります。
イタリアは日本のように注意を呼び掛けるようなことは何もないので、この期間、イタリアやヨーロッパを旅行する方はご注意くださいね。
大昔、私の両親はイタリアに旅行中にサマータイムが終わったのを知らずに、朝一番でホテルの朝食に行ったら、ダメだ、と断られ、予約していた電車が大幅に遅れておかしい、と思っていたら、実はサマータイムが終わったからだった、なんてことがありました。
サマータイムのやり方
基本的には、日曜日の夜なかの2時に、時計の針を1時間すすめる、というのが秋のサマータイムのやり方です。
スマホはイタリア時間に設定していれば、自動的に1時間進めてくれるので、特に何もする必要はありません。
まとめ
日本とイタリアでは8時間ある時差。サマータイムの間は、イタリア側が1時間、時計の針を進めるので、時差が7時間になります。
サマータイムといっても、スマホやタブレットは自動で変わるので、特に最近では特に問題はありません。
ただ、イタリアでは何も言ってくれないので、忘れないように注意してください。特に、10月27日の朝ごはんはしっかり食べるように!お昼ご飯まで、1時間延びてしまうのでご注意くださいね。