ボンジョルノ。昨日、イタリアのミシュランガイド2020が発表されました。
ちょうど前回の記事に続き、イタリア旅行で美味しいレストランを選ぶ目安になるのでは?と思って、ミシュランの今年の星付きレストランをご紹介します。
せっかくですから、おしゃれして出かけたいレストランです。
今年のミシュランガイド・イタリー
日本のミシュランが初めて発行されたのが2007年ですが、本家本元のフランスでは1900年が初刊。
イタリアは初めてのフランス国外のミシュランガイドで、今年で65年を迎えました。
とはいっても、普通のイタリア人はどちらかというと、あまり関心がないようです。
理由は、フランス人が評価するガイドブックだからか、それとも、三ツ星レストランはイタリア全土でたったの11件(今年1件増えて11)と、庶民には手が届かない本当の超高級レストランだけだからでしょうか?
今年の話題は、 ヴェネツィアにGlamという二つ星レストランの若きシェフ、エンリコ・バルトリーニ(Enrico Bartolini )が、ミラノのレストランも新しく三ツ星レストランに選ばれたことです。
2つも星付きレストラン、というだけでもすごいのに、しかも、1つは3ツ星!なんてシェフ冥利に尽きますね。
一方、イタリアで一番有名なシェフと言われるジャンフランコ・ヴィッサーニの所有する2件の2つ星レストランのうち一つが星を失ったというニュースです。
日本でもすごく有名ですよね。
理由はわかりませんが、やっぱりメディアとかの仕事が増えると、レストランの仕事と両立は難しいのでしょうね。
イタリア3大都市の三ツ星レストラン一覧
イタリア全土で11しかない3ツ星レストランですが、ミラノ、フィレンツェ、ローマに一つづつで、大都市に集中していないのが日本と違う点です。
意外と田舎のリゾート地にあったりするのがおもしろいですね。
ミラノ
Enrico Bartolini al Mudec
新進気鋭の今年話題の若きシェフのレストラン
- 住所:via tortona,56
- 電話:02.8429.3706
- 営業時間:12時30分~14時30分、19時30分~22時30分
- 定休日:日曜日、月曜日のランチ
- 予算:115~300ユーロ
フィレンツェ
Enoteca Pinchiorri (エノテーカ・ピンキオーリ)
日本にも支店がある老舗の超有名レストラン
- 住所:via Gibellina,87
- 電話:055.242.777
- 営業時間:19時30分~21時30分
- 定休日:日曜日、月曜日
- 予算:205~355ユーロ
ローマ
La Pergola (ラ・ペルゴラ)
シェフ、ハインツ・ベック氏のイタリアを代表する一流レストラン。東京にも「ハインツ・ベック・東京」がありますね。
バチカンよりさらに北の丘の上にあるカヴァリエリ・ヒルトンにあるラ・ペルゴラは、ローマが一望に見渡せるステキなロケーション。
ドイツ人であるベック氏が生み出す料理はモダンな創作料理で、イタリアの伝統的な料理ではありません。
おすすめメニューは、ナシとショウガを添えたフォアグラ、アスパラガスと海藻添えのロンボ、レモングラスのゼリーとショウガのジェラートのついた果物サラダ
- 住所: Via Alberto Cadlolo, 101
- 電話: 06.3509.2151
- 予算:141~260ユーロ
ローマの星付きレストラン一覧
ローマは都市別でみると、ナポリに次いでイタリアで二番目に星付きレストランの多い街です。一番多いのがナポリというのがちょっと意外ですね。
1ツ星レストランのビストロ64は日本人シェフのお店。オリーブオイル鑑定士の能田シェフによるオリーブオイルを活かしたお料理はおすすめです。
ビストロ64
住所:Via Gugliermo Cardelini, 64(フラミニオ地区)
営業時間:18時30分~22時30分
定休日:日曜日
2020年ローマの1ツ星、2ツ星レストランリスト
2ツ星 Il Pagliaccio (イル・パ リアッチョ)
日本のエノテカ・ピンキオーリ開店時のアンソニー・ジェノヴェーゼシェフのレストラン。ゆずなどの日本の食材を多く使った創作料理は、日本の懐石料理を思わせます。
- 住所: via dei Banchi Vecchi 129/a, (カンポ・ディ・フィオリ近く)
- 電話: 06.6880.9595
- 定休日:日、月
- 予算:185ユーロ(予約時にクレジットカードの番号が必要)
1ツ星
- Acquolina (アクオリーナ)
- Aroma(アローマ)
- Bistro 64(ビストロ64)
- Il Convivo-Troiani(イル・コンヴィーヴォ・トロイアーニ)
- Idylio by Apreda (イディリオ・バイ・アプレーダ)
- Marco Martini Restaurant (マルコ・マルティーニ・レストラン)
- Enoteca la Torre (エノテーカ・ラ・トーレ)
- Glass Hostaria (グラス・ホスターリア)
- Imàgo (イ・マーゴ)
- La Terrazza dell’Eden(ラ・テラッツァ・エデン)
- Metamorfosi (メタモルフォシ)
- Moma(モーマ)
- Per Me Giulio Terrinoni (ペル・メ・ジュリオ・テッリノーニ)
- Pipero Roma (ピペロ・ローマ)
- Enoteca al Parlamento Achilli (エノテカ・アル・パルラメント・アキッリ)
イタリアのミシュランの選び方!
ミシュランの三ツ星レストランとは、「その国の料理のトップの証で、この料理を味わうために旅行をすることをおすすめるレストラン」です。
二つ星になると、とても美味しいのでわざわざ行く価値のある料理、一つ星は、特別に美味しい料理が食べられるレストランです。
ミシュラン・イタリアの編集長によると、以下の5つの項目をもとに料理のパフォーマンスを評価しています。
・高品質の食材
・技術
・シェフの個性
・値段と品質のバランス
・規則性
ミシュランのガイドには、星がついていないおすすめレストランも載っています。先日、ご紹介したイル・サン・ロレンツォも星はないものの、とびきり素敵なレストランです。
やっぱり老舗のガイドブックだけあると思います。
ミシュランの星付きレストランへ行くときの注意
お料理も雰囲気も超一流のレストラン。せっかくですから、ぜひ、おしゃれしていくことをお勧めします。
別にドレスコードといっても、ロングドレスを着ていくことはありません。
男性ならジャケット、女性ならワンピース、などがいいですね。
もちろん靴もスニーカーではなくて、きちんと磨いた素敵な革靴を履いてくださいね。ヨーロッパでは、きれいな靴を履いているかがチェックポイントです。
女性はおもちゃでいいので、光るアクセサリーをつけるほうが、華やかになります。
それから、絶対に予約が必要です。人気なレストラン、ということに加えて、特別な材料を使うので、事前に入金が必要になるレストランもあるんです。
オリーブジャーナルでは、レストランやホテルの予約代行を承ってます。ご希望の方は、ローマ滞在サポートまで。
まとめ
私がミシュランガイドを意識したのは、今から20年くらい前に日本の有名な料理学校に勤める友人と南仏を旅行した時のこと。
絶対にミシュランガイドにのっているレストランでなくては食事をしない主義だったので、面倒くさいと内心思ったものの、やっぱりどこのレストランも素敵で美味しかったのを覚えています。
もし、とびきり美味しい食事をしたいなら、ぜひ、ミシュランガイドを活用してみることをお勧めします。
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